浸水被害に遭われたら・・・
※下記は一般的な流れを記載してあります。
1.被害状況を写真に取る
●被害の様子がわかる写真を撮る
●家の外をなるべく4方向から、浸水した深さがわかるように撮る
●室内の被害状況もわかるように撮る
市町村から罹災証明書を取得する時に役立ちます。また、保険金の請求にも必要です。
2.施工会社・大家・保険会社に連絡
●家の施工会社や大家に、家が浸水したこと、浸水のおおよその深さを伝える
●火災保険や共済に加入しているときは、担当者にも連絡する
※どの火災保険に入っているかわからないときは下記へ問い合わせしましょう
電話:0120-501331
土日祝・年末年始をのぞく 9:15~17:00
3.罹災証明書の発行を受ける
●市役所・町村役場に浸水したことを申し出る
●被害認定の調査を受ける
役所に自宅が浸水したことを申し出ると、市町村職員などによる被害調査が行われ、住家の被害程度を証明する罹災証明書が発行されます。罹災証明書は後で公的な支援を受ける際に必要になります。
なお、大規模災害になると申し出がなくとも全戸調査が行われ、発行までには数週間から1ヶ月以上かかることもあります。
被害を判定する1回目の調査の多くは、外から見て行われ、2回目以降は家屋の傾き具合や建物の損傷などから判断されます。判定に疑問がある場合には、再調査を申し込むことが出来ます。
全壊:床上180cm以上
大規模半壊:床上100cm以上180cm未満
半壊:床上100cm未満
一部損壊:床下浸水
※実際の被害認定は、外見の他に家の傾き、親水の深さ、柱や床といった家屋の部位ごとの倒壊割合など、一定の基準のもとに行われます。
4.ぬれてしまった家具や家電をかたづける
●かたづけはゆっくり
上下水道、電気やガスが復旧していないと、思うようにかたづけができません。疲れもたまっているので、慌てず行いましょう。
●作業のあとには手指を消毒
水害後は砂やほこりが舞っています。マスク、ゴム手袋を身につけ、こまめにうがい、消毒を。
●ゴミ捨てのルールはふだんと異なる
ゴミ捨てのルールは市町村のチラシや災害FMなどで伝えられます。使える袋の種類や捨てる場所など、正しい情報を得ましょう。
●ボランティアにお願いする
多くの人が手伝ってくれます。ボランティアセンター、市町村、社会福祉協議会に相談しましょう。
5.床下の掃除・泥の除去・乾燥
ぬれた家をそのまま放っておくと、後からカビや悪臭が発生し、生活に支障が出る場合があります。まずは床下の状態を確認してください。自分でできない場合は、施工業者やボランティアに作業をお願いしましょう。
●床上浸水した場合は
壁内の断熱材を早めに撤去(入れ替え)してください
カビの発生や木のくされの原因となります
●床下に水・泥が入り込んでいるか確認する
畳の場合:畳の下の床板をバールなどで1枚剥がす
フローリングや絨毯の場合:点検口、床下収納や通風口の間口から確認
●泥の除去と床下の消毒をする
・床下の泥をかきだして洗い流す
・消毒剤は劇物もあるので施工業者に問い合わせをしましょう
●カビを防ぎ、とにかく乾燥
・床、壁、天井などに消毒用エタノール(80%溶液)をスプレーし、ぞうきんで拭き取る
・家具などに使う際は、色落ちしないか目立たないところで確認する
・換気をよくし、火気を使わない
・壁も水を吸っているので、中を確認する
・しっかり乾燥させるには最低1ヶ月ほどかかる
6.掃除をするときの服装
・ヘルメットや帽子、タオル
・マスク
・カッパ
・ゴム手袋、軍手
・長靴 など
※基本的に肌の露出を避けること
7.復旧のまえに確認をすること
●電気(ブレーカー)
・水害の後にブレーカーが落ちていたら、どこかで漏電しているかもしれないため、電力会社に相談する
・避難などで家を離れるときはブレーカーを切っておく
●水
・水道復旧直後は水が汚れている場合があるのでしばらく流す
・井戸水は水質検査が終わるまで飲まない
・浄化槽の場合は、トイレや風呂を使う前に点検をする
●ガス
・元の位置から動いてしまったプロパンガスのボンベは、復旧をする前にガス業者に点検を依頼する
この度の豪雨災害により、復興支援事業として再利用が困難な家財や廃棄物処理等を長野県北信地区ならびに東信地区の戸建て一般住宅様を優先的に対応させていただいております。
他地域の皆様にはご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。